気ままに・・忘れないように・・

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zoom RSS これからの10年の始まり・・

<<   作成日時 : 2007/05/05 08:32   >>

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世の中はGW真っ只中・・
でも、我が家は毎年この季節は山の家での稲作の始まり・・
田植えの準備に取り掛かる季節で、主人は前半はその仕事をして、後半にちょっと遠出のドライブをするというのが、この10年ほどの過ごし方でした。

それが、今年はちょっと様変わりのGWを過ごしています。

去年の12月から、今までの仕事の上に仕事が降って沸いてきた私は、その両方の山場が今・・
4日も休日出勤をして、山のふたつ目をやっと越えたかなという感じ・・
あとひとつ超えると、やっと普段のペースで仕事ができるかも・・とホッとして、今日は家での休日を冬物の洗濯をしたり、家中の網戸を出してきてはめたり、はたまた、まだこたつが出ていたので、その布団をやっと外して洗濯をしたりして過ごしました。

その仕事をとっても今までとは違っているのですが、それ以上に大変なことが重なってしまい・・それが怖くて新たな仕事を引き受けるのを躊躇していたのに・・現実になってしまいました。

4月19日の朝、いつものように仕事に出ようとしていた所に義母から電話・・

とても力の無い声で「食べ物をもどしてしまって、物が食べられない・・」「えらくて何も出来ない・・」
びっくりして、すぐに行くから待っててください!と、主人に電話をしても繋がらず・・
見るかどうか判らないメールを入れて、車を飛ばして山の家まで・・車で45分・・

その義母は、義父のと一緒に山の家にふたりで住んでいるのですが、まだら痴呆の義父の為に食事はもちろん、牛乳や豆乳、それに施設などで使われる、栄養を満たす飲み物(寝たきりで食べられない人でも、この缶飲料だけで生きていけるのだそうです)を自宅に置いていて、それをせっせと義父に飲ませたり食べさせたりして、元気にさせるのを生きがいとしている人です。

でも、この日、当の本人はその飲料のどれも受け付けず、食べられないのでふらふら状態でした。
これは去年の11月の50回忌の時と同じ症状。

それで、義父をデーサービスに送り出し、義母を診療所に連れていきました。
診たては・・やはり11月と同じ・・神経的な病からきている・・と。
早速点滴を・・
その待っている間にいろいろ考えました。
このまま義父母を山の家に置いたまま帰るわけには行かないからどうしたらいいか・・

とりあえず、この日は会社に電話をして諸々の確認をして休むことに・・
でも、今の私は一日は休めても、それ以上は無理な状態・・
11月の時は、点滴をして翌日には随分元気になった義母を思い出し、翌日からの見通しを知らず知らず立ててました。

多分、翌日も午前中に義母を連れて診療所に点滴。
それでも、なるべく早く会社に出ないと・・。
義父はひとりで家に置いておくことは出来ないから、その間どうするか・・・

翌日さえ過ごせばその次は土日・・私は休んだ分、土曜は出勤をすることにして、この日は主人に頼んで・・

月曜からはどうするか・・もし、義母の容態がよくならなかったら、どうしたらいいか・・と考えると、45分離れた我が家に連れて帰り看るしかない・・と考えが至りました。

でも、その時に義父は・・と考えると、自分の家である山の家に居る時でも、孫である子供たちが居ると、自分の家にいると思えないらしく、「家に帰るぞ!」と義母に言う父です。
とても、こちらの家で大人しく居てもらえるとは思えません。

これまで全然老人の介護制度のことを知らなかった私ですが、保健施設のショートスティという制度があるのを最近偶然知りました。
家族の具合の悪い時などに、何泊かお年寄りを預かってもらえる・・という制度です。

義母をこちらの家に連れてきて、しばらくゆっくりしてもらっている間、そのショートという制度で義父を預かってもらえないか・・相談員の人に聞きました。

GWはいっぱいですが、幸い、来週は空いているとか・・
それで、主人とも相談してその方向で話を進めることにしました。

そして、翌日は朝一番に義母の点滴に・・そして、義父を連れて診療所の隣にある施設に送って、点滴の終わった義母を家に送り届けてから出勤、夕方は主人が2時間休みを取り、義父を迎えに行くことでこの時は乗り切ることが出来ました。

その間に義母は少しずつ元気になり、朝にはお粥もお味噌汁も食べられるようになり、これも11月と同じで、少しホッ・・

でも、この時父を予定外のデーサービスに送っていった時の光景が忘れられません。

義母が点滴をしている間に、私は家に戻り義父の朝食の済むのを待って・・
「施設に一緒に行きましょうか・・・」と言うと、義父は、「俺は今日はいいから・・」と立とうとしません。
それでも、おばあちゃんが気分が悪くて点滴を受けているからと車に乗せて出かけたのですが、施設に到着すると今度は車から降りてくれません。
「俺はここで待っているから・・」と。
「でも、おばあちゃんの具合が悪くて、おじいちゃんの世話ができないでしょう。だから、悪いけれど今日は施設に居てください」
私たちには優しい義父ですが、義母に対しては亭主関白の義父は、「いや、そんなに悪くないやろ。いいよ・・ここで待ってるよ」と義父

「いいえ、食べられずに点滴をする位だから悪いんですよ・・私は今日は仕事に行かなくちゃいけないから、悪いけれどおじいちゃん施設に居てください」と言うと、嫁の私にはやはり遠慮がまだあるのでしょう・・
仕事という言葉にも負けたのか、「困った坊主やなぁ」・・と、自分のことを言い、やっと足を上げて車から降りてくれました。

その時の顔・・目が・・
義父は痴呆が進むと共に、とっても可愛い目、とっても可愛い笑顔をされるようになりました。

そんな義父のその笑顔、そしてその可愛い目で私に「ここで待っているからいいよ」と言われたのに施設に置いて来ざるを得なかったことが、その日の青空とぼたん桜の散った花びらの景色と共に心に残っています。
その日仕事をしていても、その義父の顔が浮かんできて何とも言えず辛くて涙が滲みました。

そして、その翌週は一週間の着替えを準備して、ショートスティーに・・最初は朝送って行く事になっていたのですが、その時の義父の様子が辛くて、バスで迎えにきてもらい、入所してもらいました。

その時に・・いえ、今でも、いっそ、私が仕事を辞めて義父母の世話が、山の家で出来ればいいのだろうと思います。
山の家が嫌いなわけではありません。
もちろん、義父母もです。
ゆったりと時間が流れ、こんな人生も過ごせれば・・と思うことも度々です。

でも、介護という仕事がそう容易いものではないことも想像できます。
そして、それ以上に、私は今の仕事が好きということも感じています。
責任は重いけれど、遣り甲斐は十分にある・・と感じて仕事をしています。

時には大変で、夢の中で仕事をしていたり、目が覚めて眠れなかったりした時、それに自分の思うような評価が得られない時には、もう辞めて主婦業に戻りたい・・などと思うことも度々ですが、やはり目の前に仕事があると頑張っている私が居ます。

人間ふたつの道が歩ければ・・選択できればいいのですが、そんなことは望むべくもなく・・

その後、義父が初めてのショートスティーで、家に帰りたい!と職員さんを困らせているのではないかと心配だったのですが、その心配は全然無かったようで、案ずるより産むが易し・・元気に過ごされていたと聞いて安心しました。

でも、これでこの問題が解決したわけではなく、GWはなんとか過ごしてましたが、これから・・
女性の仕事と親の介護・・という問題に真正面からぶつかりかけているような気がします。

今年我が家は結婚30年・・
最初の20年は子育てを一生懸命楽しんできました。
そして、その後の10年は、仕事も頑張り、夫婦共通の趣味も見つけて楽しんできました。

そして、これから10年・・私の親も含めて、親との関わりを深く持っていく10年になりそうです。














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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
そうですか、重い課題ですね。これから色々考え、試行錯誤しながら答を見つけて行くことになるのでしょうね。
でも、これだけは信じて下さい。自分が乗り越えられない壁は絶対にやってこないということを。大丈夫ですよ、必ず超えられますから。心配しないで挑戦してください。壁がやってきた以上、後ろに引くことはできません。乗り越えるしかないのですから。
第三者が気軽に言う話ではありませんが、そのことを信じて前に進んで下さいね。ありがとうございます。
ヒゲおやじ
2007/05/06 00:24
ヒゲおやじさん、コメントをありがとうございます。そして、お返事が遅くなり申し訳ありませんでしたm(__)m
その後、この記事をアップしてすぐに山の家に行ったのですが、又義母の調子が悪くなり、今回はこちらに連れてくることも出来ないほどなので、より高い壁にぶち当たっている感じです。
でも、そうですね。いつかは越えて、こんなことをしてきた・・と後から思える日が来ますよね。
これからも、ひとつひとつ丁寧に考えながら、壁を越えて行きたいと思っています。
コメントの入れづらい記事に書き込みをいただき、とても嬉しく力をいただきました。ありがとうございましたm(__)m


つれづれ
2007/05/07 20:54
 他人事ではないような気持で拝見しました。
 勤めながら義父母さんのお世話に励んでいられいる模様をお聞きして、心優しいお気持に頭が下がります。
 老親を抱えている限りこれは避けて通れない問題です。我が家でも四十代の頃に全く同じ経験を…と云っても、私はお気楽なものでから苦労しのは…ばかりでしたが、大変だと云うこと良く判ります。
 我が家の場合は私達もまだ中年で元気があったし、なんとかなりましたが老父母も私達の仕事中は孫のお守りなど、出来ることはちゃんと済ませて旅立って行ったのには今でも感謝してますよ。
 大変ご理解あるご両親とお見受けしますが、お大事になさって下さい。
 それにともすれば流されそうになりますが、つれづれさんご自身も自分を見失わないで十分大切にして下さいね。
たそがれ
2007/05/08 14:26
ご主人様の御両親と良い関係を丁寧に築いてこられたことが伝わってきます。御家族の皆さんのお人柄によるところなのでしょね。
普通はつれづれさんのような順番でしょうが、私は子育てより先に夫の親の問題があって、子育て、またわたしの親の問題と老人問題のミルフィーユみたいな30年でした。
悔やむことが多いので、つれづれさんの記事を拝見して、もっと優しくしてあげればよかったなって思ってしまいました。
urara
2007/05/08 15:24
私達夫婦して気にしています。
それに、これは私達にも近づいている問題ですから…
違った意味で私も(一人だけ、主人は…)色々苦しんでいます。
でもこんな風に書いてしまう方が少しは楽になると思いますよ。
転勤してあちこち歩いた結論、岐阜の嫁は大変です。
それぞれ嫁の仕事で悩んでいる友達を見てきましたが
岐阜のお嫁さんたちは本当に頑張っていると思います。
住んでみないと分からない封建的な考え方の根強さ、
たった四年で私も何度滅入ってしまったことか…

出来ることは協力します。
いつでも言ってください、頼りない二人ですが…
ノラちゃんのボス
2007/05/09 22:22
たそがれさん、こんばんは。
お返事が遅くなり申し訳ありませんm(__)m
いえいえ、頭が下がるなどと言われますと、義父母に今までにしてもらったことは沢山ありますが、それほどのこともしてない私を知っている人が読んだら笑われます。
義父母は本当にいい人で優しくしてもらってきましたし、上に書いたように思ったことも事実ですが、それは多分離れて暮らしてきたからお互いが思いやれてきたのだと思います。
GW後、やっと体調が回復した義母は昨日から我が家に滞在してますが、今もpcを開いている私の横から「これは何をするもんやね?」と話かけられたり、何度も昔から聞いている話を聞くのは、僅かな自分の自由な時間が無くなるような気がして、我が侭な私がこうしたことに慣れることが出来るか・・それだけ優しくなれるか自信は全然ありません。そうした意味でも、「これから始まり」だと思っています。
たそがれさんの感じられた優しい私のイメージを壊してすいません。m(__)m



つれづれ
2007/05/09 23:27
uraraさん、こんばんは。
ご無沙汰してますのに、コメントをありがとうございますm(__)m
人柄は、私には優しい義父母でしたから、私もそう対応してこれたのだと思います。そうした義父母でしたから、私が育てるより同居していたら子供たちの人生も変わっていただろうと・・と思ったこともありました。
でも、こればっかりはひとつの道しか歩めないのですから、判りません。(笑い)
サンドウィッチでなく、ミルフィーユ・・と言うのが、uraraさんにぴったり!と妙なところで納得してしまいました。(笑い)
一片だけ見れば、優しく見えるかもしれませんが、今のままではきっと私ももっと優しくしておけばよかった・・と思うと思います。
そうならないように・・しないと・・(^_^;)


つれづれ
2007/05/09 23:47
ノラボスさん、こんばんは。
今回もおばさんに、施設から義父の汚れ物を洗濯して届けてもらったりして、とってもお世話になってます。くれぐれもよろしくお伝えくださいm(__)m
なってから考える・・なんて言って今まで遊んできたので、今の状況はなるべくしてしている苦労かもしれません。
でも私はノラボスさんと違って、仕事を持っているから大変とも言えますが、反対に仕事に逃げることが出来たから、義父母とべったりでなかったのが、まだ良かったと言えるかもしれません。
ある意味、これからは体力よりも、自分の精神的なものを克服していく方に力が要るような気がしています。
話を聞いてもらいたい時が出てきたら、また電話します。
そんな時は、よろしくお願いしますねm(__)m


つれづれ
2007/05/10 00:10

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