気ままに・・忘れないように・・

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zoom RSS 親の心・子の心・・

<<   作成日時 : 2007/05/30 23:14   >>

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その後・・GW辺りからも目の廻るような、慌しい日々を過ごしてきました。

そして、今、それなりの落ち着きを取り戻した・・でも、心の中にはいつも何かがひっかかっている状態で日常を過ごしています。

GWの後半から81歳の義母が再び体調を崩し、もう86歳の義父の自宅での介護は無理ということになり、二度目のショートスティに義父を預けている間に、長期入所のできる老人ホームに義父は入所できることになり、外から見れば嫁である私に、一番都合のいい状況になったといえるのでしょう。

それが決まった時、廻りの人から「よかったね」という言葉をたくさんかけられました。
でも、多分その通りなのでしょうが、それは介護をする立場の人間によかっただけで、その本人にとって良いわけでは無い・・とその後何度も思うことになりました。

その入所の決まった時の戸惑い・・
最初は、もちろんホッとしたのですが、義父はショートで入所、義母は我が家に同居しながら、仕事を途中抜けし義父の為の用事を済ませたり、仕事を終えてから入所の為の買い物に走り廻っている日々は、その準備をしながらも・・・思いは複雑でした。

それは、私以上に主人や義妹、それに義母は複雑だったと思います。
主人は義母と一緒にその施設を見た帰りに、車の中でふと義母が言った、「子供は無いのも同じやね・」という言葉に、親は自分に捨てられたと思っている・・と感じ、胸が締め付けられるような気持ちになったそうです。

あるいは、ショートの時に、私が義父の顔を見に施設に寄りエレベーターを降りると、義父の方が私を先に気づいてくれ、私が遠くから手を振ると手を挙げて応えてくれる・・そんな義父に近づき横に座り、話を聞いている時間の穏やかさ・・
大きな窓の外にある、目の前の山が何山で、いつ植樹を自分がした・・とか、我が家の山があそこにある・・とか・・
でも、そこに我が家の山は無いし、植樹もしてないのですが・・それでも、きっとこんな時間が義父には楽しい時間なのだろうと思え、できるなら、この慣れている施設にこのまま居られれば・・と思えてきます。

又、主人が義母を連れてショートの施設に義父を見に寄った時、義母が義父の手を撫でながら、「私がもっと丈夫で面倒が見られれば、家に居られるのにね・・」と言った言葉を聞いて、両親の夫婦の仲を引き裂くような思いだった・・と聞き、その光景が目に浮かび、仕事中でも涙が溢れてくる始末でした。

その間にも時間は経ち、準備もあれこれ整えているうちに、今年になって、仕事の忙しかったことも影響をしているのでしょう・・私は風邪を引き熱を出したりしました。

そして、19日の土曜は田植えでしたが、朝、短期で入所していた施設に義父を迎えに・・
義父に一度家に帰り義母と一晩過ごさせてあげたい・・という気持ちもあって、一日早く退所をして山の家に連れて帰り、一晩過ごし、山の家にひとり暮らすという義母を残して、20日に主人と一緒に、義父を新しい特養に連れて入所をしてきました。

別々の車であったことは私には幸いでしたが、その送る道すがらの長かったこと・・
本当なら山の家から35分ほどの所にあるのですが、それ以上に長く思われ、走っていると、まるで自分たちが「楢山節考」の子供そのもののように思えてきて・・・。

そして、愚痴や嫌だという訳でもなし、「ほぉ、こんな所にこんな大きなもんがあるんかい」などと当たらず触らずの話しをする義父を抱えて入所をする辛さ・・後で聞くと、義父は私の車が果たして後をちゃんと付いてこれるか心配していたそうです。

部屋は南向きのとても景色のいいひとり部屋でした・・
主人は「こっちに来てみ・・とっても景色がいいよ」と言うと、義父もそれにつられて窓際にきて二人で眺めて、「あれは田んぼに何を作ってあるんじゃ?」とか話をする姿を見て涙を堪えるのか精一杯・・
担当の人との話に受け答えをする私を見る時に見せる、義父の私を見て目があうとちょっと下を向く仕草・・
その寂しそうな不安げな顔がその後も私の中に残って・・・
その義父を置いて帰る時の辛さ・・
とうとう事務所ではケアマネさんや他の職員の方の前なのに、涙が止まりませんでした。

そして、この義父を送っていった夜は、悲しくてとても耐えられない・・夫婦ふたりが同じ思いでした。
子供である限り、親を捨てるようなことは出来ない・・してはいけない
これが今まで一生懸命に働いて子供を育ててきた親にするべきことではない・・・
このままでは自分たちのしたことを絶対に後悔する・・だから、私が山の家から通勤をすることにして、やはり退所させよう・・と。

そして、その思いは同じはずなのに、この夜は同じ部屋に寝ることができませんでした。
私は布団に中で泣いて眠れないことは想像できましたし、その悲しさは同じに思えても
実の親である主人と、義理の間柄である私とでは思いが及ばない部分があるだろうと想像できたからです。

私は、あの義父母を悲しませてまで、仕事を続ける必要があるのか・・
あの義父母は一生懸命今まで、子供のために・・と生きてきた人たちです。
その義父母に育ててもらった主人があったからこそ、今の私たちの幸せがある・・いつもそう思っています。
でも、主人も私の友達も、私が仕事を辞めると後で後悔をするから辞めない方がいい・・
義母も私はまだ若いのだから辞める必要はない・・と言います。

でも、反面、毎日電話で義母の安否を確かめていた時に、義母の言った、「あれは体のいい今の時代の姨捨山やね・・」と言う言葉・・
嫌味などは言う義母では無いので、自然に出た感想なのでしょう・・
義母も今の状況で一番どうしたいのか・・判らない状態のようでした。

ケアマネジャーさんからは、
同じ思いで仕事を辞めたが、その後、やはり後悔することになった人も居る
何をしても親のことは、多かれ少なかれ後悔はすることになる
折角、こうした制度がある、こうした時の為の制度なのだから、活用してできるだけのことをすればいい
いろいろな家庭を見てきたが、一緒に住むだけが、お互いの幸せではないよ・・とアドバイスをされたりして、随分救われた思いになりました。

そして、今少しの時間が経って、義父母に対する思いは変わりませんが、少し落ち着いて、考えられるようになりました。

その後も、介護士をしている友達に相談をしたり、現実に今まで同じ体験をしてらした人の話も聞いて、少し義父の様子を見てみようかと思っています

そして、夫婦でできるだけのことをする・・
その手始めに金曜の夕方、私が義父を施設に迎えに行き、義母の待つ山の家に連れて帰り一泊、土曜はあちらの家で掃除・洗濯・食事の準備をしてこちらに帰り、日曜にこちらの家事をこなす・・
そして、主人は土曜に山の家に行き、田んぼの作業などして、日曜の夕方施設に送って行く・・
そうすれば、義父は自宅に2泊できることになります。

それだけで随分・・私たち夫婦の自己満足のようにも見えるかもしれませんが、義母も義父の顔を見て安心し、義父もやれやれ家に帰った・・と満足しているように見えました。

これからもできる限り、こうして、いいと思える方法を試行錯誤しながら過ごしてていくことになるのだろうと思っています。




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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
辛い選択でしたね。
調度一昨日、同じような境遇の友人が、近くの施設を見に行くので、連れて行ってくれないかと言われ、後学の為にいいわよぉ〜と気軽に応じましたが、帰りには友人共々、声なく帰って来ました。確かにどんな良い施設でもそこにおいてくることは、辛いことだと、自分自身のことでもないのに考え込んでしまいました。かといって、それによって家族が崩壊してしまった例も身近に多数あります。
どうしても感情に押し流されて、自分の選択に自信が持てなくなりますが、ケアマネさんの言葉は何より多くの経験から出ていて救われますね。
仰るとおり、この方法がベストかどうかなんてことは、この先徐々にしか分からないことですね。いろいろな人の想いを理解しながら、その都度変えていかれれば良いのではないでしょうか。
土日だけでも行かれれば、それを楽しみに、しばしご両親も待たれるでしょう。待つ人があるのは嬉しいことだと思います。
patyoko
2007/05/31 19:11
施設の見学をした時、一斉にお年寄りの目が集中したような感じがしました。自分のもとへ来てくれたのではないかというような眼差しが痛かったです。
切ない日々ですね。どうかご自分を責めることなく、明るくお過ごしくださいね。お疲れの出ませんように。
patyoko
2007/05/31 19:11
デイケアのショートステイに伯父さんが居られる時から19日には家に帰られるからと心待ちにしてらしたことを義母から聞きました。だからこちらも皆とっても気にしていました。特に義父母にとっては他人事とは思えなかったようです。あなた方のその姿が想像できるだけに余計辛いです。でも、それでいいと思いましょう、それしかないです!私は実母が認知症でそれこそ心配になるのですが帰ってその姿を見ると私の神経の方が参ってしまい、耐え切れません。やはり実の親ってもっと辛いです。私も母を見てこれが義母ならもっと冷静に対処出来るのにとつくづく思います。ご主人や義妹さんはもっと沢山の思いがあるでしょう…私もいつかそんな日が来るかも知れず、今この50代を大事にしようと努力しています。頑張っていない人には言っても、頑張っている人に言ってはいけない言葉は「頑張れ!」だそうです。それ以上どう頑張れって言うのって話です。だからあなた達には決してそんないい加減なエールは送りません。その内一緒に遊ぼうね♪
ノラちゃんのボス
2007/05/31 19:20
patyokoさん、コメントしづらいテーマの記事に書き込みをありがとうございます。最近、○○をとったのか、patyokoさんや、のらボスさんのコメントを読ませていただいただけで、その優しさに涙が滲んできてしまいました(^_^;)実は記事は少し前に書いてあったのですが、アップするのを躊躇ってました。
何を書いても、私の都合のいいように事は進んでいるし、あんなに後悔していたのに、時間が経てば少しずつその境遇にも慣れて、義父母のことを一番に考えて行動することにしていたことを忘れて、過ごしている自分に気づいていたからです。
私も昨日施設に義父の顔を見に行きましたが、やはりその場のお年寄りが皆さん一斉にこちらを見られ、他の人の期待を裏切ったようで、悪いような気がしました。それに、ああして体の不自由なお年寄りばかりが集まって生活するという場は自然ではないと、行くと帰りはやはり落ち込みますね。
つれづれ
2007/05/31 22:20
これから、ある程度生活のリズムが折り合って、落ち着くまでは時間がかかると思っています。親を思う気持ちはあるつもりですが、今までに経験したことの無い生活ですから、戸惑いながら暮らしていくことになるでしょう。優しいコメントをありがとうございました。
つれづれ
2007/05/31 22:22
のらボスさん、いつもコメントをありがとうございます。
19日に主人がお宅の山の家に行って、おばさんに入所させるのを留まってくれと目で訴えられたような気がする・・と帰ってきました。
誰が悪いわけでも無いのに、みんなが辛い思いをしている・・そうではなくするのには、どうしたらいいのか・・老いの難しさをつくづく感じます。
義母は今、懸命に自分が元気になって、義父を自宅に迎えたいと体力をつけようとしています。決して義母に対しては優しい義父ではなかったのに、夫婦というのは、死が別つまで離れられないものなのかもしれないですね。
実は83歳の私の父も、持病の心臓が悪くなり25日の夜に病院に駆け込んだそうです。いつもなら、すぐに電話がかかってきて付き添うのですが、今回は私の境遇を考え遠慮をしたようで、後でそのことを知りました。
のらボスさんも、お母さんのこと・・しっかりした方だったと義父母から聞いてますから、尚更辛いでしょうね。お互いに、あちらもこちらもで大変ですが、後悔をしないように、でも終着も判らないのですから、切り替えもして生活をしていくより仕方ないのでしょう。気分転換に遊ぼうね〜♪
つれづれ
2007/05/31 22:42
いや、何とも、言葉をかけようにも、何と言ったらよいのか思い浮かびません。必ず思いは通じると信じています。我が家でも家内の里の義母が、状況は全然違うのですけど、同じようなことになっています。
90才を超えましたけど、まだ体も元気で通常の家事は自分でできる状態であったのに、面倒を見るのが嫌さに、バカ息子がバカ嫁と結託して養老院に放り込んでしまいました。我々には何の相談もなくです。
時折我が家にも招待して孫達と遊ばせてやります。本当に嬉しそうに何度もお礼を言って帰っていきます。家内には「帰りたい」とポロッと漏らすそうですが、当のバカ息子には何も言えないのです。
本当にバカ息子夫婦には、つれづれさんご夫婦の爪のアカでも、バケツに一杯くらい食べさせてやりたい思いがします。
コメントにならなくて済みません。
必ず気持ちは通じていますよ。
ヒゲおやじ
2007/06/01 12:38
ヒゲおやじさん、折角コメントをいただいたのに、お返事が遅くなりすいませんでした。
長生きをするのは、普通に考えればお目出度いことなのに、老いるということの難しさをつくづく思います。
私の場合は今まで別に暮らしてきたから、お互いに思いやりも持てて生活してきたという面もあると思いますが、これが同居であったなら、そうばかりも思ってられないかもしれません。
今は出来る限りのことをしようと、思っていますが、これも先の見えないことで、いつまでその思いで居られるのかも、全然自信ありません。
でも、どちらにしても、老いた義父母は自分たちではどうしようもない弱い立場です。
いつか、自分も行く道・・それを自分たちに置き換えて、どうするのがいいのか、できるだけのことをしていくより・・自分たちが後悔しないためにもしていくのがいいのでしょう。
そうですね・・物事を曲がってとる義父母では無いので、相手のことを思ってしていれば、気持ちは通じていますよね。
暖かい言葉をありがとうございました。
つれづれ
2007/06/03 13:02
 いろいろ屈折した思いの中で、頑張っていられる姿に頭が下がります。
 私もいずれは…と云う年代ですから、他人事とは云えません。
 先のことは全く未知数ですが、せいいっぱいのことを…と思ったり…
  頑張って下さい…
  
たそがれ
2007/06/03 23:12
たそがれさん、こんばんは。
いつも、コメントをありがとうございます(^.^)
お恥ずかしい話ですが、2週続けただけなのに、こちらの家に帰った土曜は2週続けて、こちらの家事どころか、起きていられませんでした。慣れない生活のせいでしょうが、疲れているという自覚が自分に無いだけに、やはり年齢には勝てないのかなぁ・・義父を退所させて、私が山の家から通勤すること位は出来ると思っていたのですが・・
だから、今はできるだけのことをしようと思っていますが、もしかしたら、1年先、いえ1ヶ月先には義父母の心情を思うことなど忘れているかもしれません。
でも、今の所、心の中の折り合いがつきつつあるのか、皆がある程度の我慢をして、辛いという状態は脱しつつあるような気もします。
はい、頑張ります!
つれづれ
2007/06/04 23:45

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