気ままに・・忘れないように・・

アクセスカウンタ

zoom RSS その後・・

<<   作成日時 : 2007/07/07 19:08   >>

トラックバック 0 / コメント 14

5月20日に義父が老人保健施設に入所してからの我が家の生活が、それなりに落ちついてきました。

私たち夫婦は、義父母たち夫婦の間を引き裂いたように感じて、二人が元気なうちはできるだけ二人で過ごしてもらえればと、私が毎週金曜に仕事を終えてから義父を施設に迎えに行き、義母の待つ家に一緒に帰るようになりました。

そして、義父は土曜・日曜を家で義母と過ごして、主人が日曜の午後に施設に送っていくのです。

その週の間にも、義父の好きな食べ物や着替えなどを持って、お昼休みに顔を見に行くことがあります。
そんな時は、いつも、お昼ごはんを食べている最中・・

その横に座って、話をしてきます。
いつも出る話が、「あの山の上の鉄塔の向こうに・・」とか、施設の前に流れる川で鮎つりが解禁になり、釣り糸を垂れる人が・・とか、その川の草刈がされたとか・・
そこの窓から見える世界で、ほとんど今までのおじいちゃんの生活に関りのあったような話題になります。

そして、しばらくして「金曜には迎えに来ますから、それまで待っててくださいね」と帰り際に言うと、最初の頃は、「迎えに来ても、今日これを食べたら帰るで、来てくれてもおらんぞ」と。
自分で歩いて帰るつもりのようで、家に帰りたい気持ちが伝わって、後ろ髪を引かれる思いでした。

それが最近では、「うんうん、判った。悪いなぁ、ねえちゃん(私のこと)ばかりに世話をかけて」と言ってくれるようになりました。
そして、金曜に迎えに行くと、人待ち顔の義父が首にタオルを巻いて、待っていてくれるのです。
その帰る時に、施設の職員の方が「いってらっしゃい」と言ってくれるのですが、おじいちゃんの答えは、女性だと「行って来ます」とか「行ってくるでですが、男性だと「世話になったな」・・ この違いは??おじいちゃんらしい・・と


そして、家に着くと、義母が満面の笑顔で、「おかえり、おじいさんえらかったね」と迎えます。
義父は「ただいま・・あぁ、えらかった・・山仕事はえらいわい」と、いつの間にか今日は山仕事をしてきたことになっているようです。
そして、自分の席に座り、いつもの亭主関白に戻るのです。


義母はというと、今は山の家でひとりで暮らしています。
こちらの家に居るつもりだったのが、やはり自分の家とは違う、居心地がいいとは言えなかったのでしょう。
親戚の人に早く帰ってこい・・と言われたのも気になってたようです。
怖くてひとりで生活出来ない人だったのに、今ではひとりで生活しています。

気がかりだった体調はその後どんどんと回復をして、今では義母の足で歩いて15分はかかるだろう、畑に出かけていき、私たちに育てた野菜をくれるのが、今の一番の生活の張りのようで、夜、電話をすると、毎日のように今日は茄子が何個大きくなったとかピーマンが大きくなったと言う話題になるほど・・

なので、最初の義母の体調が思わしくない頃は、家事をするために金曜は泊まり、土曜にこちらに帰ってきた私でしたが、今では金曜に三人で義母が準備をしてくれた夕食を食べて、掃除だけをして、その日のうちに帰ってくるようになりました。

昨日も金曜・・義父を家まで送ってきました。

夕食時の三人の会話・・

義母・・「おじいさん、やっぱりうちはいいかい?

義父・・「そりゃ、いいさ

私・・・「そりゃ、おばあちゃんが待っていてくれるもんね〜

義父・・・ニコニコニコ

義母・・「そうかい・・やっぱりうちがいいかい、こんなばあさんでもおじいさん、可愛がってくれるんかい・・

私・・「そりゃ、大事なおばあちゃんやもね〜

義父・・「うふっふっ・・

その時のふたりの嬉しそうな顔の表情がなんとも良くて・・

今の義父母の状況は私たち夫婦にとても助かっている、私たちの事情でなっていることは事実で、ふたりに寂しい思いをさせていることは確かです。

でも、こうして金曜に義父が帰った時に、二人がとても嬉しそうに愛おしそうに話をしているのを見ていると、前とは違った生活のリズムが出来て、その中にも前には無かった嬉しさや優しさを感じることができるようになったような気がします。

金曜が来れば帰ってくる、帰れるという目標というか、それまでには無かった生活の張りが出来たように見えるのです。

これも二人が元気でいるからこそ・・どちらかが、動けなくなったら、こんな時間も過ごせなくなるので、元気で今は今なりの幸せを感じて暮らしていってもらえればと思います。

今頃、ふたりはあの居間で、何ということもない平穏な時間を過ごしていることでしょう。
ふたりともまだまだ元気・・こんな我が家のその後の生活です


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは

なんかほのぼのした日記ですね
それによくお世話なさってます・・!!
うちももう、何年も前になりますが母が最後は施設でお世話になりました
脳梗塞の後遺症で・・自分では何もできなくなった事もてあって・・でもおじいちゃんは毎金曜日にはおばあちゃんのもとへ帰ってこれて幸せですよ・・職員さんへの挨拶が男女で、違っててなんかおもしろいですね
幾つになっても男性ってことかな・・(笑)
mimi
2007/07/07 22:49
こんばんは

とても一言では言えないのですが‥ 私の両親は長い間それぞれ別の養護老人特別ホームに入所していたのですが、その頃にもしこんな一幕があったらどんなによかっただろうと思います(父は2年前に他界しました) いろいろなご苦労が多い事と思いますが、ご家族皆様のため、そして自分自身のためにこれからも頑張ってくださいね 
あき
2007/07/07 23:06
そうですか、よかったですね。
他人がああだこうだと言う話しではありませんので、神妙に伺いました。
何とか折り合いがついて、皆さんに笑顔が戻れば、こんな良いことはありません。先のことは先のこと。今、幸せであることが大切ですね。
ヒゲおやじ
2007/07/08 00:38
mimiさん、こんにちは。
おじいちゃんは、今はまだら認知症になりましたが、その昔は頭が良くてハンサム、その上義母以外の女性には優しくて人当たりのいい人でしたから、その癖がそのまま残っているのでしょう。(笑い)
それに対して、義母は限りなく優しい人で、義母に対してだけ威張る義父に一生懸命、尽くしている人です。
今度生まれ変わったら、絶対に義父とは結婚しない!と言う義母ですが、その尽くす姿を見ていると、夫婦とは不思議なものだとつくづく思います。
コメントをありがとうございました。
つれづれ
2007/07/08 16:20
あきさん、こんにちは。
あきさんから山以外の記事でコメントをいただけるとは思っていませんでしたので、とても驚き、そしてとても嬉しく思っています。
まだお若いのにあきさんのご両親もそうでしたか。
親の介護の問題で悩み、孫の成長に喜び、こうして世代の交代がされていくのだとこの年になって実感をしています。
その家庭家庭によって、その条件も違い、何が正しいかとか答えは無い問題ですが、今私たちのしていることは、自分たちが後悔しない為にしているとも言えて、果たして両親の為と言えるかというと、それは全然自信がありません。
でも、できるだけのことをしていきたいと、今は思っています。
お気遣いのコメントをありがとうございました。
つれづれ
2007/07/08 17:06
ヒゲおやじさん、こんにちは。
はい、できれば山の家でふたりで過ごしてもらえれば、それが一番いいのでしょうが、それが出来ない以上、今の皆の生活の中で一番最良の方法をこれからも探しながら過ごしていくのだろうと思います。
あの両親の笑顔と変化は、私にとってはとても嬉しいことで、こんな状況になるとは、入所された時には思ってもみなかっただけに、ホッとしているのも事実です。
これからも試行錯誤・・自分たちや子供孫との生活の兼ね合いも探しながら、できるだけのことをして過ごしていきたいと思っています。
コメントをありがとうございました。
つれづれ
2007/07/08 17:16
つれづれさん、こんばんは。
先日のコメントありがとうございました。
選択の難しさ、ってありますよね。
ちょっと違うかもしれませんが、
相手にとって良かれと思うことでも、それが本当に本人にとってベストなことなのか・・・。逆に負担になるのではないか・・・という不安。
私も昨年の今頃、親の病気にどう対応したら良いか、何が自分にできるか、で本当に悩みました。詳細は省略しますが、つれづれさん、また親族の方々の無理、負担にならない範囲で良いと思いますので、お義父さん、お義母さん、お二方の笑顔を見れ、一緒に過ごせる時間が少しでも多く取れると良いな、と思います。ほのぼのとした雰囲気を読んで思わず私もほっこりしてます(笑)
全然上手くコメント出来ずすみません・・・。
まると
2007/07/09 23:02
まるとさん、こんばんは。
わざわざ、ご訪問をありがとうございます。
無理をしても、いい格好をしようとしても、続かないと思い、できるだけのことをしよう(がんばる!という意味でなく、できることをしようという意味)と思っています。
皆が少しずつ我慢をして、皆が少しだけ幸せ感が持てれば、悲観して暮らすよりずっといいですから。
まるとさんも、親さんの病気で悩まれたのですね・・・
私の両親もまだ元気で居てくれますが、私の今の状況を見て、一緒に過ごす時間を我慢していることも判り、そちらも気がかりではあります。
いずれにしても、いつまでも元気でいてくれれば良いのですが、それも限りがある・・少しずつ弱っていく4人の親を見てつくづく思うこの頃です。
コメントをありがとうございました。
つれづれ
2007/07/10 00:04
大変な環境の変化を乗り越えて、どうやら平穏なペースとなりつつあるようで、なによりでした。
年寄り夫婦も、それなりに落ち着きを取り戻され、つれづれさんご夫婦も連係プレーが機能し出しましたね。
みんなで智恵を出し合い協力し合えば、越えられない坂は無いということを感じました。
山いろいろ
2007/07/10 17:04
山いろいろさん、こんばんは。
まだまだ、介護(と言えるほどのことはしてませんが)は始まったばかりで、無理せず続けられることをしていこうと思っています。
今は暖かくて義父母も元気ですが、寒くなってくると、雪の沢山降る地域ですから果たして通えるか・・その時に又方法を探りながらしていくことになるでしょう。いずれにしても、初めてのことですから、行き当たりばったりですが、試行錯誤しながらしていきます。(^^ゞ
お気遣いのコメントをありがとうございました。
つれづれ
2007/07/10 22:49
 少し落ち着かれたようで何よりですね。
 私も自分の未来を重ね合わせて見て…そうなんかなぁ…と、思ったりし手、大変参考になります。
 やはり自分が過ごして来た最良だった時代に戻るのが自然なんでしょうね。「山仕事」や「農作業」など…自分が一番納得して、生きてきた道なんでスから…こんな義父さんの気持を推し量って対応されている、つれづれさんのやさしい気持は大変素晴らしいことと思います。
 私が若い頃の出来事やらいろいろのことを、だらだらとブログに書くのもそんな気持の表れかも…??
 平穏な暮らしの中から希望とか、楽しみとか探して下さいね。
たそがれ
2007/07/11 16:30
たそがれさん、こんばんは。
私はいつも義父を迎えにいく役目ですので役徳です・・義父と義母のうれしい顔しか見れないですから。
それに比べて主人は施設に送る役目ですから、最初の頃は義父は「俺はこんな所には用は無い」と言ってたと後ろ髪を引かれる思いだったようです。
何をしても寂しい思いをさせているのは現実ですから、できるだけのことはしないとと思っています
はい、こうした暮らしの中でも、しっかりと遊ぶことは忘れてませんので。(笑い)
コメントをありがとうございました。
つれづれ
2007/07/12 00:13
ご苦労さんです。言いお話が上手な描写でリアルに読ませていただきありがとうございます。
私たちは両親をどちらも早く他界させていますから、直接的にこの種の経験をすることがないのですが・・・。
近所に生活される方でいらっしゃって心つまされていたところです。
Tatehiko
2007/07/12 19:02
Tatehikoさん、初めまして。
私の場合、今まで4人の親にいろいろな面で助けられてきました。
それを押し付けるような義父母ではありませんでしたので、余計に有り難く感じ、自分たちもかく在りたいと思います。
その両親が、確実に老いていくのは寂しいものです。でも、こればかりはどうしようもないことですね。
コメントをありがとうございました。
つれづれ
2007/07/12 22:42

コメントする help

ニックネーム
本 文
その後・・ 気ままに・・忘れないように・・/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる