気ままに・・忘れないように・・

アクセスカウンタ

zoom RSS 「あの夏 60年目の恋文」

<<   作成日時 : 2008/06/20 19:50   >>

トラックバック 1 / コメント 18

先日、所用があり出勤を遅らせた午前中にBSハイビジョンで、偶然にも見た番組が
「あの夏 60年目の恋文」だった。

以前にも一度見たことがあったが途中からだった。
それでも、その時も、なんとも言えない私の心に染み入ってきた思いを、ブログの記事にしたいと思ったが、主人公のピュアーな気持ちが私の拙い文章で伝わるとは思えず、書けなかった。

それに、あまり話題にもなってないような気がしたし、ドキュメンタリーなので地味で、私のような少数の人が素敵な話だなぁと思うだけかと思っていたが、再放送をされたということは、やはりそれだけ多くの人の共感する番組だったのだろう。
と書いていて、今調べてみたら、なんと2006年のATP賞テレビグランプリを受賞した番組で、今回は再々放送のようでした。

で、今回見て、やっぱりこんなにじんわりと感動できる話、知らない人には知って欲しい!感動を書き残したい!と書き始めました。・・が果たしてどれだけ、この感激が伝わるでしょうか。


番組は、あくまで静かに進んでいくドキュメンタリー・・
ナレーションも、この主人公の女性の大学生のお孫さんなので、上手とは言えない地味な番組に思えた。
でも、どんどんと惹き込まれて見ていた

話は今は映画監督で70代の男性(岩佐寿弥氏)が、戦時中小学4年の時、淡い恋心を抱いていた10歳年上の教育実習の先生(歌人川口汐子さん)の消息を知り、2003年から手紙の交換を始め、その往復書簡を中心に2人の交流が描かれている。

その手紙の交換以前、その女性が結婚のため教師を辞め、航空隊員として出征した夫を、いつ出撃の時がくるかと赴任地を追いかけつつ作られた和歌も涙がでるほど切なく、その気持ちが充分伝わってくるものだった。
その後、8月22日に出撃予定だった夫が終戦で無事帰還し、三人の子供を育てて、今は夫も亡くして一人姫路で暮らしている

そんな境遇の中で交換が始まる・・
『あの昭和19年の夏……あれほどまでに恋い焦がれていた少年のいたことを、素直に受け止めていただきたいと思うのです。』(男・70歳)
『この時間がいつまでも続けばいいのに、という思いに駆られ、ゆっくり、ていねいに拝読しました。60年がひといきに巻き返されて、息も詰まりそうになります。』(女・80歳)

(やさぐれごん太さんのブログより拝借しました)

そんな手紙を交換するうちに、思いが募り再会したいと男性が願い、女性が杖をついた年老いた姿でその憧れを汚したくないと躊躇う思いも充分理解できたし、その思いを乗り越え、合言葉を決めての再会・・
その時のときめきや嬉しさが充分伝わってきた。
そして女性は年老いても女性で、80代であっても男性の前で女性は美しかった・・



そして、その後も何度も手紙を交換しつつ会ったある日、ふたりは思い立ってその昔の思い出の地である京都に出かけて、突然その場所での女性の涙とそれを共有できるふたりの絆・・


などなど・・充分私にはこれは恋愛だと思えるのだが、この年齢でこれだけプラトニックな愛を感じる相手、遠くから自分を思ってくれる、あるいは思う存在のある生活、そんな静かな関係に感動した。

それにしても、そのお二人の会う時のお互いのおしゃれなこと・・
男性は立ち襟の黒い上着に、白髪と蓄えた白いヒゲが似合うロマンスグレー
女性は黒い杖をつきつつも、ベージュのスーツに抑えたピンク色の長いスカーフを垂らして、イヤリングやネックレスもつけて、そんな母を付き添った私ほどの年齢のお嬢さんが支える・・

私の乏しい言葉では書きつくせないのがもどかしいが、長く生きつつも輝ける人生もあることを見せていただいた感じがした。
それに、ナレーションをしているお孫さんと祖母としての交流もその中に織り交ぜてあるのだが、遠くに在りながら理想的な関わり方をされているように感じた。
電話での一言、「おばあちゃんはあなたのことをいつも思っているからね」
私も孫のryoにこんな言葉が言えるようになるかなぁ・・
こんな風に年を重ねていきたいものだと思えてくる。

今調べていたら、このお二人の本、「あの夏、少年はいた」が出ていて、今は亡き岸田今日子さんが、「ブックレビュー」という番組でこの本を推薦されていたことを知った。
すぐに図書館で、この本を探してみようと思う。
画像



この記事を書こうと調べていたら、やはりこの番組に感動した人は多く、もう2年前になるが男女を問わずこの方のブログでもこの方のブログでも、紹介されている。
この中に、私が伝えたかった思いを全て代筆していただいているような気がする

あ〜、それにしてもこうして他の方のブログを読んでいると、自分の思いを書き表せない文章力のなさにがっくりする。
これでは、あの番組の清々しさを書き表せてないような気がする
この思いも、あの番組であのきれいな日本語を聞き、自分の言葉の引き出しの少なさに気づかされたせいかもしれない。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
偶然に・・本二冊
以前「あの夏、60年目の恋文」の記事を書いた後、この本を読んでみたいと本屋さんに寄った時に見たが置いてなかった。{%がっかり(orZ)webry%} ...続きを見る
気ままに・・忘れないように・・
2008/07/25 17:39

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
十分おっしゃりたいことが伝わってきました。
私も実際に見ていたら同じように感激したはずです。
幾つになっても恋はできるんですね〜。
マヂソン郡の橋で驚いたことが、ここでまた尚のこと驚かされて。
なんてまあ、嬉しくなることですね。
何事も年のせいにしないこと、いつでもその時々の真剣さでたち向かうことなどなど考えました。
あ〜、お粗末なコメントでごめんなさいね。
何かもっといいたいことはあるんですけど中々出てきません。
らんじゅ
2008/06/20 20:48
つれづれさんの文章は大好きです。
素直にそのままをお書きになっていて、よくわかります。

よかったですね〜見たかったです。今度またと言うこともありますよね。

ちょっと<マディソン群の橋>や<タイタニック>を思い出しました。
かなり内容は違いますが、思いを大切にし続けるところが…
山形ママン
2008/06/20 21:02
ごめんなさい。
らんじゅさんと同じことを書いていましたね。
山形ママン
2008/06/20 21:04
らんじゅさん、こんばんは。
早速のコメントをありがとうございます。(^.^)
もし、又どこかで見る機会がありましたら是非見てください。
素敵なお二人の関係です。
でも、だめですね〜この番組を紹介するには私は力量不足です(^_^;)
このお二人の神聖な関係を書ききれませんでした。
是非、TBさせていただいたブログの記事も併せて読んでくださいませ。
いつも、お気遣いのコメントありがとうございます。
つれづれ
2008/06/20 21:13
山形ママンさん、こんばんは〜
ありがとうございます。そう言っていただけるとちょっとホッとしますが、お二人の神聖な関係を書ききれませんでした(^_^;)
他の方のブログだと伝えられている気がするのですが・・
是非、今度機会がありましたら、見てください・・と言ってももう三回放送されたので、無理かもしれませんが・・(^_^;)
お孫さんの大学のコンサートに娘さんと三人で出かけたり、今年の春にはこの朗読劇もあったそうで、そこにお二人で顔を出されたりされているようです。
私は恋愛のような気がすると書きましたが、もっと神聖な愛の形のような気もします。
コメントをありがとうございました
つれづれ
2008/06/20 21:27
文章にするって本当に難しいですよね。
でも十分に伝わってきますよ。
二人とも素敵に年を重ねて・・・
そしていつまでも大切にしたい恋心、
きっと若さの秘けつね。

私も孫に同じような事を言えたらいいわ〜
人魚姫
2008/06/20 22:50
人魚姫さん、こんばんは。
コメントをありがとうございます。
難しいですね〜
書いたことで却ってお二人の関係を湾曲してしまったような気分ですが、清々しい素敵なお付き合いをされているんですよ。
80歳になってもおしゃれをして出かけることができる・・そんな人生に憧れますね。
本も読んでみたいのですが、今日行った本屋さんにはありませんでした。
図書館で聞いてみることにします。
つれづれ
2008/06/20 23:23
つれずれ様、TBありがとうございました。

いま始めて拝見したのですが、もうお一方は素晴らしい筆力の持ち主でいらっしゃいますが、私は勘弁してください(笑)
もういつもいつも、「なんてボクは表現力に乏しいんだろう」って、50を迎えたいまになって改めて悔やんでいるんですから・・・。お恥ずかしい限りです。

それにしても朗読劇は素晴らしかったですよ。
さらにお二人に出会えた瞬間はまるでアイドルに出会った少女のように浮かれてしまった自分が可笑しかったです(笑)

教生先生はすでに90歳を過ぎていらっしゃいましたが、お嬢様と例のお孫さんもご一緒で、足が多少ご不自由だったご様子でしたが、なんとも矍鑠としておられ、いまなお言葉にし難い“気品”のようなものをお持ちでいらっしゃいました。

とにかく素敵な方でした。
70年前の汐子さん、想像しただけでもボクも憧れてしまいそうです。
ぜひみんなで、汐子先生がいつまでもお元気でおられることを願いましょう。

またよろしくお願いいたします。
gonta
2008/06/21 01:17
つれづれさん
TB、そして本文中にまでリンクをはっていただいて光栄です。
ありがとうございました。
つれづれさんの感想を読んで、あたしも、この番組を見たあと、不思議な気持ちになったことを思い出しました。感動を伝えたいのだけれど、どう伝えればいいのか分からなくて。あの映像を、そのままそっと差しだして見ていただくのが一番で、余計なことは書きたくない、というような。とても感動しているのに、心がしんと鎮まっていて、その静けさを大切に取っておきたいような気もしていました。

この番組を見たあと、あたしも本を読みましたよー。
本は今も手元にあるので、もう一度読んでみようと思いました。
あの感動が甦ってきたのも、つれづれさんのおかげです。
ほんとに、どうもありがとう♪
ミメイ
2008/06/21 01:19
あ、なんと。
gontaさんと、ほぼ同時のコメントでしたね。
あたしもgontaさんのブログを読んで、「あのお二方と会われたなんて、羨ましい〜!」と思いつつ、こちらに来てコメントさせていただいたのでした。これも、あの番組の持つ「不思議な縁」の力でしょうか(笑)なんだか楽しいですね。重ね重ね、つれづれさん、どうもありがとう。
ミメイ
2008/06/21 01:25
今晩は。いいお話ありがとうございます。
きっと、60年会わなかった、その長い歳月がこの心あたたまる物語の肝なのでしょうね。
純粋無垢な10代、酸いも甘いも十分わかり物事への邪念や煩悩がない、ある意味で純粋無垢に近い!?70代/80代、言い換えればその世代の間は“利害と打算の世界”で生きねばなりません。
このお二人にとっては、その“純粋でない”時代は時間が止まっていたのでしょう。
きっと純粋に素直にあるがままのお互いを受け入れることができたのですかね。そんな風に思います。
“収益だ、効率だ”の世界に毎日どっぷりつかっているわが身を振り返ると、時にはこんなすがすがしい物語に憧れます。
「本読み…」としては、この本なんとか入手して、その世界に一時でも入りたいという思いです。
本読みと山歩き
2008/06/21 04:21
gontaさん、ようこそおいでくださいました。
とんでもないです。
私など感動したことは覚えていても、、それがどうしてだったか細かい部分を思い出すのに必死で、ネットで調べなくてはその内容に確信が持てない状態なので、gontaさんのブログを引用させていただきました。
ありがとうございました。
私の場合、年のせいで言葉が出なくなってきたのかと思ってましたが、若先生を思えば、そうではなく元々の力量不足のようです(^_^;)
もう、90歳を越えてらっしゃるのですか。
そう、そうなんです、「品」がある方ですよね。
それも、その人が生きてきた証なのでしょうし、それが今でも岩佐さんを惹き付けるのでしょうね。
かくありたいと思いますが・・格が違いすぎますね。(笑い)
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
つれづれ
2008/06/21 22:06
ミメイさん、こんばんは。
コメントをいだたいて、やっとホッとしています。
この番組を見てらした方が私のブログを読んで、これは違う!と思われても不思議ないような気がして、気が気ではありませんでした。(^_^;)
大切にとっておきたいような気持ちになる・・とっても良く判ります。
不思議な縁・・時間は、ずれてしまいましたが、同じ物を見て同じ様に感激できる、こんなご縁とってもうれしいです。
ありがとうございました

つれづれ
2008/06/21 22:17
本読みと山歩きさん、こんばんは。
見てらっしゃらない本読みさんの方が、私よりずっと、お二人の関係の本質を判ってらっしゃいます。
そうなんですね・・その通りだと思います。
それまでの人生があったから、今の人生があるのですが、それからは全然別の人生が始まったような・・不思議ですが、そんな感じなのです。
きっとお二人ともそんな人生が始まるなんて思われてなかったでしょう。
本読みさんはブックレビューという番組ご存知ですか?
いろんな方がいろんな本を推薦されているので、たまに見ると参考にしてますが、先日は丁度岸田今日子さんの本を紹介されていたので、この本を岸田さんが紹介されていたと知り、アッと思ったわけです。(笑い)
この本、昨日は三洋堂に無く、今日は市と県の図書館に聞きましたが、蔵書がないと知り、びっくりしました。
リクエスト・・してみようと思っています(^^ゞ
つれづれ
2008/06/21 22:36
へー、そんなドキュメンタリーがあったのですか。全く知りませんでした。
ヒゲおやじはドラマ嫌い、ドキュメンタリー大好き人間なので、話題のドキュメンタリーは結構見ているのですけどね。
そうですか、素晴らしい話しですね。ヒゲおやじは見たら多分泣いてしまうでしょうね。その感動は十分伝わって来ましたよ。
良い話しを紹介して頂きました。ありがとう。
ヒゲおやじ
2008/06/21 23:57
私も以前この番組をみて、言葉にいい尽くせない感動をしました。
つれづれさんが、自分なりに何とか感想を書き残したいと思われたお気持ちよーーーくわかります。そして十分にお書きになっていらっしゃると思います。ご立派です。
ふと、私が以前書いていたHPの身辺雑記帳を確かめてきましたら、以下のようなメモが残っていました。やはり私も、記事にするまでには書き練れなかったけれど、どこかにそのときの気持ちを書きしるしておきたかったのだと思います。
今またここで感動を共にできてとてもうれしく思います。ありがとうございました。

(2006/9/16)・・・本日21時〜、NHKテレビを観て感動した。昭和19年の夏を共有し過ごした4年生の少年と教育実習生の女教師が、高齢になって再会する奇跡。ドラマとドキュメンタリーのえもいわれぬ秀逸な構成。お二人が話す[言葉]、交す手紙の[言葉]のなんとステキなこと・・
レイコサウルス
2008/06/22 17:37
ヒゲおやじさん、こんばんは。
コメントをいつもありがとうございます。
今「篤姫」も見たばかりですが、私もどちらかというと、ドキュメンタリー派です。(^^ゞ
この番組のことを調べていたら、BSハイビジョンで「マリア カラス」の一生や、城山三郎さんの晩年の話など私好みのドキュメンタリーがたくさん放送されるようで、楽しみです。
ヒゲおやじさんがこの番組をもし見られたら、どんな感想をもたれるかお聞きしたいですね。(^.^)
きっと、戦前の話は涙なしでは無理でしょうし、現代の話は清々しさと元気をいただけると思います。
あ、でもヒゲおやじさんは今でも充分お元気ですけどね。(笑い)
もし、また放送されたら是非見てみてください。
つれづれ
2008/06/22 21:45
レイコサウルスさん、こんばんは。
コメントをいただけて、とってもうれしいです。
そうでしたか・・レイコサウルスさんも見られて、やはり同じように感動されたこともうれしいですし、こうしてそのことを書き込みしてくださったことも、とってもうれしいです。
よかったよね〜って、誰かに言いたい、思いを共有したいと思っても、ひとりで見ていたら、それを伝える人が居ない・・もったいないので、思い切って書いてみましたが、半分もその思いを書けていません。
見た方からそうして言っていただけると、ホッとしました。
やっぱり、あの日本語の「言葉」がなんとも優しい気持ちになれるんですよね。そうした「言葉」を私も上手く使えませんが、無くなっていくのは惜しいですね。
あの戦時中に読まれたのは、和歌ですよね?
私も勉強してみたいものだと、とんでもないことをチラッと思ったりしました。この私をそんな気持ちにさせるほど素敵な番組でした(^_^;)
つれづれ
2008/06/22 21:58

コメントする help

ニックネーム
本 文
「あの夏 60年目の恋文」 気ままに・・忘れないように・・/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる