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zoom RSS 思いついてふたつ・・絵と時代物?

<<   作成日時 : 2008/09/03 08:49   >>

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久しぶりの晴れ間が広がった日曜、岐阜市の金華山の麓にある岐阜市歴史博物館で開かれている、「中島潔が描く、金子みすゞの世界」という展覧会に、次女と夫と三人で行ってきました。


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10日ほど前にテレビでこの展覧会のことを知り、娘と行きたいね・・と話していて、時間が出来たので、ソレッとばかりにですが、主人は「金子みすゞは知っているけど、中島潔って誰?」と言いながら一緒に行き、入場券を切ってもらう段になって、やっと「この人の絵見たことあるけど、これを見られるの?」と驚いたようでした。

私は、「中島潔」さんの絵は、以前NHKの「みんなのうた」で知って、「原田泰治」さんの絵と同じような惹かれるものを感じて、せっかく近くで展覧会が開かれるいるなら見てみたい!と思ってでした。

でも、「金子みすゞ」さんは知りませんでした。
20歳の頃から童謡を書き始め、西条八十に認められて、女性では与謝野晶子に続いて、「童謡詩人会」の会員になった人だったそうですが、26歳の時に自ら命を断った詩人
その詩に惹かれて、「中島潔」さんが一連の作品を書かれたのだそうです。

全部で80点余り・・春の絵からは春の風が、秋の絵からは秋の風が感じられてきます。
最初は何気なく見ていた絵でしたが、そのうちには詩を先に読んでから、絵をじっくりと見つつ・・
そうでないと、絵のイメージに詩を当てはめてしまうように感じて、「金子みすず」さんに悪いような気がして。

どの作品も懐かしいような、それでいて鮮やかな色を使ってあっても、なんとも寂しげな作品が多かった気がしますが、それはやはり詩のせいなのでしょうか・・。

 『雀のかあさん』
    子供が 小雀
    つかまえた。
    その子の かあさん
    笑ってた。
    雀の かあさん
    それみてた。
    お屋根で 鳴かずに
    それ見てた。
    (金子みすゞ)



 『不思議』
    私は不思議でたまらない、
    黒い雲からふる雨が、
    銀にひかっていることが。

    私は不思議でたまらない、
    青い桑の葉たべている、
    蚕が白くなることが。

    私は不思議でたまらない、
    だれもいじらぬ夕顔が、
    ひとりでぱらりと開くのが。

    私は不思議でたまらない、
    誰にきいても笑ってて、
    あたりまえだ、ということが。
     (金子みすゞ)


最後の方は「金子みすず」さんから離れて、「中島潔」さんが60歳になってから、三度目パリに移り住んで書かれたというフランスでの絵も数点。

その時に中島さんは、日本の絵から離れられないことが画家として辛く筆が進まなかったと書かれてました。
可愛くも、なんとも郷愁のある絵ばかりでしたが、やはり私はフランスの絵より日本の絵が好き。

帰りには、主人は図録を、私は色紙、娘はポストカードを買うほどお気に入りになりました。
でも、帰ってから見てみると、やはり図録は図録・・本物から受けた感動には適わないね・・と言うのが娘と私の感想です。

画像



三人で行っても絵を見るスピードはばらばら・・
もちろん、早いのは主人、その次が私、一番ゆっくり見ているのは娘でした。

この岐阜市歴史博物館の二階に常設展が展示されてます。
折角来たのだから・・・と、娘を待つ間、ひとりで行ってみると主人が・・

見ていくと、近いところなのに忘れていた、織田信長や斉藤道三など、歴史的に面白い場所だったことを思い出させてくれる所でした。
で、見ていくと、その当時の服装を無料で体験できる・・というコーナーがありました。

普段なら、こうした体験は、どちらかと言うと、主人が「してみようか・・」と言うも、私は「まさか〜」と言う人なのですが、この日は何故か親子三人で記念にしてみたいと私が思い、まず主人に・・
「うん、さっき誘われてはみたけど・・」といきなりの私の申し出に戸惑いながらも、イヤでもなさそう。

それで、娘にも電話で言うと、「面白そう〜」と

それから、係りの人ふたりがかりで、三人に着せていただだきました。
主人は信長の服装がいい・・と言うと、「うつけ」といわれていた頃の服装と知り、大名がいいと裃姿に・・

娘は長い裾のひきずる打ち掛けがいいと言ってたのに、背が高すぎてダメ・・で、町娘の姿に・・
この頃の着物は裾が動きやすいように短くふわっと広がっていたそうです

私は、年相応のお内儀姿に・・

丁寧に、着せていただき、3人で記念撮影・・・いい記念になりました。










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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
ま〜とても素敵な作品を見て来ましたね。
金子みすゞさんの生涯のドラマを見たことがあります。
あまりの悲しく切ない人生に涙しました。
あんなにも苦しんだ生活の中でどうしてこんなきれいな純な詩が出来たのでしょうね。
絵は別の内容で山形の美術館で見ました。素敵ですね。
親子3人での思いでも楽しそうです。
よかったですね〜お顔も拝見したかったですね(^.^)


山形ママン
2008/09/03 21:43
山形ママンさん、こちらにもコメントをありがとうございます。
そうですか・・やはり有名な方だったんですね。
意に染まぬ結婚をされて、その相手は放蕩三昧、詩を書くことも禁じ、離婚に際して娘を取られない為に自殺をしたと書かれてありました。
それほど有名な人であっても、そんな不幸になり得た時代だったのですね。
だからか、絵と相まって可愛いけど淋しげな印象を受けました。
いつもだったら、こうしたことをする人では無いんですけど・・前にひとり私ほどの女性が着てみえて、あぁ、こういうことも有りなんだと思ってしまいました。(笑い)
娘も一緒に楽しいことをしたいという気持ちもあったのでしょう。
いえいえ、これが精一杯で、この写真も恥ずかしくてどうしようか迷ったほどです。ご勘弁ください。(*^_^*)
つれづれ
2008/09/04 12:59
こんばんは〜。

金子みすずはやはりいずれもとても繊細な詩ですね。いつ読んでもどきっとしてしまいます。こちらの鈍感さが見透かされたような気がします。
中島潔は初めて知った名前ですが、絵自体は何度も見た覚えがあります。
ほのぼのとしていていいですね。

三人で楽しいお写真でしたね。
確かにそちらは歴史的にもすごい場所ですよね。
お嬢さんと一緒に何よりの思い出ですね。
らんじゅ
2008/09/04 20:03
らんじゅさん、こんばんは〜
いつも、コメントをありがとうございます。
私が知らないだけで、有名な方だったようですね。恥ずかしい〜(*^_^*)
確か26歳で亡くなっているようですが、私たちが忘れてしまった若いからこその感性ってあるのでしょうね。
可愛い絵ですが、時にはほんとに寂しそ〜うな目が描かれていたりするので、胸が痛くなるほどです。
絵も詩も、訴えるものってすごいですね。
この博物館のある場所が金華山の麓ですから、その地に信長や道三が立っていたと考えても不思議ないわけで・・そう思うとすごい所だったみたいな(+_+)
お恥ずかしい(*^_^*)
誰かがイヤだと言っても不思議無いのに、家族全員が面白いと思うのですから、どんな家族か推測してください。(笑い)
つれづれ
2008/09/04 23:27
いい家族写真が出来ましたね。
面白いですね。
金子みすずについて、先日の深夜放送でメモしておきたいような言葉を聞きましたのに・・・忘れてしまいました。
それにしても、この童画の作者が中島さんですか・・・見覚えのあります。
金子みすずの詩を表現するにふさわしいですね。
Tatehiko
2008/09/06 14:34
tatehikoさん、こんばんは。
ご無沙汰しています。
はい、ありがとうございます。考えてみると、親子三人で撮った、それも主人が真ん中の写真など無いような気がしますので、良かったと思ってます。
多分、何年か経って、こんなこともしたね・・と笑いあって話す時があるでしょう。
金子さんは、やはり相当有名な方だったのですね
中島さんは可愛い絵を書かれますが、意外にも今はtatehikoさんのお膝元の清水寺の襖絵を書かれているそうです。
どんな絵になるのか・・楽しみですね。
つれづれ
2008/09/06 23:38
今日は。岐阜公園、好きな公園の一つです。
昔子供を連れて、名和昆虫館(素人目にはたいしてことがいですが、日本有数の昆虫の専門博物館のはずです)にいったり金華山に登ったり。
歴史博物館も行ったはずです。斉藤道三と織田信長の戦史はたいへん興味深いものですから。
 中嶋さんや金子さん(初めて知りました!)は独自の世界観を持っていますね。「不思議」の詩は、なかなか面白い。じっと物事を観察していなかれば、気がつかない発想で、その視点がおもしろいです。
本読みと山歩き
2008/09/07 21:10
本読みと山歩きさん、こんばんは。
岐阜公園はいい公園ですよね。
随分前に金華山に足で登った時も、今回も、こんな公園が自宅近くにあったらいいのにと思いました。
緑が多くて歴史も面白くてウォーキングにもいいし、山登りの体力作りで金華山に登るのを日課にするなんてことも出来そうで、この近くに住んでいたら・・なんて。(笑い)
史実的に面白い場所ですから県外の方たちも来られるのですね。
金子さんの詩は、若いからこその感性なのでしょう。
今の私にはとっても思いもつかない「不思議」です。
つれづれ
2008/09/07 22:07
おはようございます!
中島潔といえば、「みんなの歌」もそうですが、子供の頃カレンダー等で見た印象が強いです。
私は金子みすゞの詩が大好きで、大好きで、全集も持っています。実は、私の郷土の詩人なのです。だから、割と昔から知っていたんでしょうか?ドラマや映画になったときは、ちょっとしたブーム?私の実家の方では公民館のホールみたいなところでも映画の上映会をやっていました。ちょうど私も帰省中だったので、母と一緒に見にいきました。
どの詩も、若い人が作ったものとは思えないような、自然や生命の不思議を素晴らしい感性で綴っていますよね。そして、子供向けの詩なのに、どの詩にも切なさが…。そういうところに非常に惹かれます。それと、単純ですが、五七調のリズムのよさも好きです。
つれづれさんご家族の記念写真、楽しげですね〜♪
うつけ時代の信長に扮したご主人様も拝見してみたいような…???
岐阜のあたりは、私は今までご縁がなくて、行ったことがないのですよ。私の夫は戦国時代好きなので、行ったら喜びそうな名所旧跡や博物館がたくさんありそうですね。うちの夫なら、うつけの格好を喜んでしそうです。(^-^;
remi
2008/09/08 09:23
remiさん、こんばんは。
ああ、そう言えばカレンダーも見たことあったかもしれません。
可愛い絵ですが何か懐かしいような気持ちになるんですよね。
金子みすゞさんは、確か山口県の出身でしたね。
そうでしたか・・私が知らないだけで、ドラマや映画にもなっているのですか・・見てみたいです。
私はこうした感性が全然ないので、尚更あこがれますね(^.^)
お恥ずかしいです。
地元に居ながら、岐阜市というと鵜飼が観光の目玉と思ってましたが、こうした歴史上に有名なところでした。(^_^;)
机上の歴史は知っていても、それを現実の地に当てはめて考えることはしてなかったと反省です。
地元にちなんだ織部焼きや和傘なども展示されてましたが、とっても素敵でした。
そうしてみると、この博物館の存在する意義は充分ありますね。
機会がありましたら、是非いらしてください。飛騨もいいですよ〜

つれづれ
2008/09/08 20:01
金子みすず さんの詩で真っ先に思い出すのが、多分一番有名な「大漁」です。
   大漁
   朝焼小焼だ 大漁だ
   大羽鰮の 大漁だ

   浜は祭りの ようだけど 
   海のなかでは 何万の 
   鰮のとむらい するだろう・・・

素直な詩ばかりでいいですね!!。

中島潔 さんの絵は私は岩崎ちひろ さんに似ているような気がします。良くカレンダーなどで見ますが、実物はまだ見たことがありません。当方の近くでは、口で絵を描く星野富広さんが有名です、美術館はいつも大勢の人が見に来ています。特に身体障害者の方が多く見に来ています。その人達は富広さんの絵で励まされているようです。良い絵はやはり偉大です。

 
インレッド
2008/09/08 20:05
インレッドさん、こんばんは。
良くご存知ですね〜
中島さんが金子さんの詩を最初の絵にしたのが、この「大漁」だったそうです。この鰯や上のすずめ、雪という詩も思いがけない視点で驚きました。

つもった雪 
        
    上の雪
    さむかろな。
    つめたい月がさしていて。

    下の雪
    重かろな。
    何百人ものせていて。

    中の雪
    さみしかろな。
    空も地面(じべた)もみえないで。
実物の絵、機会があったら是非ご覧になってください。
伝わってくるものがたくさんあるような気がします。
岩崎ちひろさんも好きで、安曇野にある美術館に燕岳に登った後に寄ったことがあります。
そうですか・・富弘さんの名前は聴いたことがあっても何も知りませんので、覚えておいて機会があれば見てみたいですね。
つれづれ
2008/09/08 20:51
三人そろって、感動されたみたいですね。
娘さんの見るペースがいちばんゆっくりだったんですね・・・
よほど感動されたんでしょう〜
読んでいて、なんだか行きたくなりました。
最近博物館にはいってないわ〜。
後でネットで調べて、まだやっていそうなら行きたいわ。
詩を読んでから、絵を見ないと、やはり絵のイメージが変わってきますね。
 『雀のかあさん』・・・つい雀のかあさんの気分になっちゃいました。

三人で衣装を着て思いで写真いいですね。
人魚姫
2008/09/09 08:21
人魚姫さん、こんにちは。
コメントをありがとうございます。
娘は何をするにもゆっくりした子で、何でもパッパッとしたい主人とは大違いで、間に入った私が調整します。(笑い)
是非!いらしてみてください。15日までのようです。
我が家は全員見に行って良かった〜と思ってます。
詩はもちろんですが、絵からも懐かしいような、優しい感性を受け取ってきました。
お恥ずかしいですが、昔のきれいな衣装を着る経験なんて中々できることではないので、してよかったな・・と今では思ってます。
でも、エイッと勢いが無いと中々できないです(笑い)
人魚姫さんもいかがですか?(笑い)
つれづれ
2008/09/09 22:28

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