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zoom RSS ヨーロッパ旅行後記・・一期一会2

<<   作成日時 : 2008/11/04 21:13   >>

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フランス在住の日本人女性

その人は丁度私と同じ年代の女性でした。
私たちが帰国する日、私たち名古屋組4人は午後1時の飛行機に乗る為、一足先にパリ空港に
行くことになっていました。
その時に一緒に空港に行き、私たちを無事飛行機に乗せるのがその女性の仕事。
つまり、旅行社が手配してくれた現地のガイドさんでした。

でも、ガイドさんというより、品のいい奥様という感じの方で、グレーのスーツにサーモンピンクの
ショールを片方の肩にかけてホテルにロビーで私たちを待っていてくださいました。

会ってすぐに、若いフランス人女性の運転する車に荷物を積み込み出発・・
パリ空港まではそれほど遠くない確か30分くらいだったと思いますが、少し話しをしました。
人の人生に興味のある私でも、流石にどういう経緯でこのフランスにとは聞けませんでしたが、
こんな質問もしてみました。
「こちらの方たちのお金というのはフランスのフランとユーロの二本立てで持ってみえるのですか?
それともユーロでもってみえるのですか?」と。
「期限があってユーロに引き換えないと、ただの紙切れになります。
でも、物価もどんどん上がって大変なんですよ」とのことでした。

そういえば、モンサンミッシェルのフランス人のガイドさんも物価が上がって、夏休みどころではない、どこにも行けないという話を聞いてました。

いずこも同じですね・・・と話をしてきましたが、空港に着いてからこのガイドさんが居なかったらと思うと、
今でもヒヤリとします。

出発時間より3時間ほど前に空港に着いて、こんなに時間が無くても・・と思ったのですがとんでもない。
その出発カウンターで待たされること1時間以上。
そして、やっと私たちの番が来たと思ったら、私達の荷物が重量オーバー・

実は、後から考えればおかしいと思っても不思議ないのですが、前日に添乗員さんから荷物の重さについて、
60キロだったか・・相当の重さまでいいと、私も妹も聞いていたのです。
2人ともがそう聞いたのですから、聞き間違えでなく、何かの行き違いだと思うのですが、それで、二人とも
重さに無頓着で詰め込んで、8キロほどだったか・・オーバー

それを知ったこのガイドさん、呆れたことでしょうが、
「さ、早くあちらで荷物を出して手荷物に入れて・・生ものなどはダメです。
本のようなものを機内持ち込みにしてください!」とてきぱきと指示。
私たちはもう一組の母娘の方に助けていただき、空港の片隅でスーツケースを開き、あたふたと
荷物を移したのでした。
「実行をしたということが大切ですから、少々のことは目を瞑ってくれますから」と言われて、
2キロくらいでしたか、オーバーで無事過ごすことができました。

海外旅行で荷物の重さ制限があること・・前回の旅行の時は気をつけていたのに、今回は何も考えずに
出発し、ホントに???と思いながらも添乗員さんの言葉を信じて無頓着になり、姉妹ともに、
恥ずかしい〜思いをしました。
あ〜廻りは知らない人ばかりだったとはいえ、今思い出しても恥ずかしい〜

あのガイドさん、最後まで私たちを見送っていただきましたが、柔和な奥様がサービスカウンターで
フランス人と対応し始めた時から顔つきがキリリとして、その後の私たちの失敗にも関わらず、
負けじとフランス人と渡り合って的確に指示をしていただき助かりました。


日本人の老紳士

帰りインチョン空港で、6時間のトランジットを終えて、大韓航空で名古屋に向かう飛行機で隣同士になった紳士とも、「どちらからですか?」と聞かれたことから始まった会話も、人の一生に興味のある私には面白いものでした。

その方は70代半ばの老紳士で、最初「私は中国の南京からの帰りです」と聞いた時は、大学の教授でもされているのかな?と思うほど柔和な感じのいい方でした。

でも、話をしていくうちに会社の経営者で、「南京に工場があり、月に1.2度は行くんですよ。」
「日本に工場があるんですが、そちらは3人の息子に任せて、私は自分で南京に工場を作ったのです」
「南京は日本人が大虐殺をしたと有名な所ですから、日本人は敬遠しがちですが、それが却ってよかったです。
日本の企業は中々進出してきませんでしたから」
「いい所ですよ・・ちょっと暑いですが、私は知人を招待したりしているんですよ。
もう国内の仕事には手を出せないので、私の今の生きがいですね」
と老人と言える年齢に関わらず、前向きに生きてらっしゃることが言葉の端々から感じられました。

帰りの飛行機の中はこの方とのおしゃべりで、随分時間が早く過ぎました。
そして「お元気で・・ありがとうございました」と別れてきました。

            


こんなほんの一週間の旅行でしたが、思ったことは、以前の私であったら、ヨーロッパというのは
憧れの地であったのですが、それはある種西洋人に対して憧れがある反面、引け目を感じていたような
気がします。
子供の頃、テレビなどでアメリカの家庭の生活水準を見て憧れたように、ヨーロッパに対しては今でも
憧れの対象・・みたいに思っていた部分がありました。

でも、この旅行に出かけてみて、日本と変わらない・・
良い人も居れば悪い人も居る、裕福な人も居れば、貧しい人も居る、
そして、大概の人は親切で、やはり同じ様に生活の為に働いているし、生活を楽しんでもいる・・

美術館が無料だと判ればたくさんの人が出かけて行くし、きれいな花も育てたいと花の苗を買って
育てている・・
こんな生活感覚は同じじゃないですか。
そんなこと今更何を・・とか、1週間で何が判るの?と言われてしまいそうですが、そんな風に
身近に感じました。

でも、それ以上に驚いたのは、ドイツもスイスもフランスも農業国だったこと。
バスで走り回った旅でしたが、農地の多かったこと。
前にも書きましたが、フランスは食料の自給率が140%ほどとかで輸出をしているとか。

どこの国に行っても、農家の構えや庭の手入れなどにゆとりが感じられました。
あれなら、きっと若い人もその仕事を受け継ぐ気持ちになりそうな気がします。

が、日本は子供に農業に誇りを持てるような教育をしてこなかったのではないかと
自分を思っても、農業の大変さは判っていて、それを継ぐのは大変、子供が農業だけで暮らすと言っても
できないと反対したでしょう。

でも、ヨーロッパというのは、地続きで他の国とのせめぎ合いで暮らしてきた民族、他に頼るより自分で
自分の食べる物は確保する・・という暮らし方が備わっているのかもしれない・・

古くからの戦いの歴史を聞き、農地の豊かさを見て、そんな風に思いました。

それに比べると日本は、農業人口がどんどん減って自給率も減っているわけで・・
子供の教育、そして農業の保護しなくていいのかなぁ・・と日本の行く末が心配になってくるのでした。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
今晩は。
こっちに来て、住んでみて気がついたことはたくさんあります。
農業の話、その背景の歴史など同感であります。
欧州内でも国間、民族間で文化も歴史もそこからくる考え方も違うのに驚きます。日本のように、山川で隔てられていればそういった差がでるのも分かりますが、欧州は特に北は平でなにもなく…。昔は森で隔てられていたのか。
農業は兎も角、当地にいてわかる日本の良さもたくさん発見出来ています。
まだまだ日本も捨てたものでもありませんよ。
本読みと山歩き
2008/11/05 06:26
こんばんは〜。

本当に旅は出会いですね。
私も旅に出ると人の観察やら何やらで思いの外忙しいんですよ。
人々の暮らしとかその貧富さとか、覗き見ようとしてとても疲れてしまうくらいです。

フランスって農業国であり工業国でもあり、それでいて文化的にも素晴らしい芸術家を輩出しているし、何だか敵わないなと思ってしまいます。
それはきっと人の目やらなにやら気にすることのない己の欲するがままの国民性って言うのもあるのではないかと思ったりします。
日本人はあらゆることを欧米に模倣することから近代化が始まったこともあり、今でもどこか自分達だけでは自信を持てないでいるような感じがします。
資源の少ない国だからともっと違う方面ばかり目を向けていたはずです。
これからの時代、自給自足できるように荒れてる田畑を改めて耕したいですね。

フランスでの女性ガイドさん、南京からの老紳士、またまた素晴らしい個性の持ち主に出会いましたね。

らんじゅ
2008/11/05 21:47
本読みと山歩きさん、こんにちは。
折角コメントをいただきながら、お返事が遅くなり、申し訳ありません。
本読みさんのブログもそうですが、今はネットで瞬時に世界中のことを知ることができるようになり、私のような庶民でも壁がなくなりつつあるような気がしてましたが、出かけていって、当たり前ですがほんとに人間の基本的な営みはそれほど変わらないのだと感じました。
でも、今がいいからといって、いつどうなるか判らないという厳しい環境は、フランスの新凱旋門に銃を持った兵士が警備しているのを見ても日本の比ではないことも感じました。
日本では、ちょっと考えられないことです。
日本の良さ・・はい、よ〜く判るように、もっともっと外国なり行ってみたいものです

つれづれ
2008/11/06 13:15
らんじゅさん、こんにちは〜
いつも、コメントをありがとうございます。
ヨーロッパというと、例えば夏休みは半月ほどとって・・という生活などは、憧れというか、日本には無いゆとりを感じてましたが、取れない仕事をしている人は働くし、物価が上がれば休暇を取らずに節約もするのは同じ目線でした。
私たちが子供の頃に憧れたアメリカやヨーロッパは、なんとなく違うのではと思っていた部分があったのですが、生活水準は追いついているようですね。
後はメンタルな部分ですが、なるほど・・フランスはそうした国民性なのですね。
昔からヨーロッパの中心で、その自信が裏づけするのかもしれませんね。
でも、移民と宗教問題など難しい問題もあるようで、想像以上にそこに暮らしている人たちのこれからは大変なのかな・・と話を聴いて思ったりしました。
それに比べると、日本は平和ですが、今が良くても子供や孫の時代に、借金や荒れた田畑を残すのでは、恥ずかしいことだと思うのですが・・

つれづれ
2008/11/06 13:50
一週間あまりの旅行で、いろいろな経験をしましたね〜
観光のすばらしい風景や建物はもちろんのことですが、人間としてのつれづれさんの目線がはっきり座っていらっしゃるのがわかりました。
<今が良くても子供や孫に・・・>そこですね〜ほんとに残された時間で何が出来るのか真剣になってしまいますね〜〜
山形ママン
2008/11/06 20:19
山形ママンさん、こんばんは〜
いつも、コメントをありがとうございます。
いえいえ、こうした場で自分の思ったこと、感じたことを書くのは難しいものだとつくづく思います。
はっきりとなどしてませんが、何事にも興味がありすぎて、旅行中バスに乗っている間も眠るなんてもったいなくてできませんでした。(笑い)
これからの日本は、医療費然り、年金然り、国債然り・・負の財産が多すぎて若い人が気の毒です。
子供の頃に思い描いた21世紀と、違いすぎます。
今のうちに少しでも出来ることをしないといけないと思うのですが・・
つれづれ
2008/11/06 23:39
なるほど、ただの観光旅行でなくて、いい旅をしてきましたね。
どこの国の人であれ、一生懸命生きているという点では同じなんですねえ。
好き嫌いはあっても、それが仕事となればパーフェクトにこなす。見事な生き方ですね。
日本の農業は完全に農政の失敗です。票がほしいばかりに、保護と補助金政策しかやってきませんでした。今、そのツケが来て崩壊の一途を辿っています。
やりようはいくらでもあったのに。今からでも遅くないとは言えない状況ですね。
ヒゲおやじ
2008/11/08 23:52
ヒゲおやじさん、こんばんは。
いつも、コメントをありがとうございます。
今回の旅行は添乗員さんが、勉強をされている女性で、その土地土地での歴史や今のことなど、バスでの移動中もいろいろガイドをしてくださいました。
だから、ヨーロッパの歴史を知らずに行った私でも、その当地に居るわけですから、自ずと興味が沸いて、それを聞き入り勉強になりました。
票が欲しいばかりに・・と言うのは、今の状態もそうですよね。
今減税をして、何になるのか・・
今の世情では節約こそすれ消費に廻すとは思えませんし、私など子孫の為に国の借金を少しでも減らす方が先だと思うのですが・・
田畑荒れてますよね・・若い人で農業に魅力を感じている人がどれだけ居るか。
せめてヒゲおやじさんのように、自分の物は少しでも自分で・・という後姿を子供や孫に見せていくのも大切なのだろうと思います
つれづれ
2008/11/09 20:37

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