気ままに・・忘れないように・・

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<<   作成日時 : 2009/03/20 12:45   >>

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6日、仕事をしていた時、ふと気づくと
「W大学、サクラサク・・」
と、メールが入っていた。

普通だったら、大学受験に合格したのだし、W大学といえば、私立とはいえ
全国的に名の通った大学なのに、最後の絵文字がAくんの母親のなんともいえない
親の複雑な思いを現している。

でも、その後に
「今の大学に未練はないらしく、決意が固いだけにしょうがないかなぁ
 と続いていた。


実は、このW大学に合格したAくんは、3年前一浪して、国立大学に入学し、
今はその大学の3年生・・

英語が得意で何年の時だったか、東京6大学の大会で、確か、優勝したと
聞いたし、TOEICも相当高い点数をクリアしているそうだ。

そのAくんが、2年の終わり頃から、W大学に編入したいと言い出した。

なんでも、文系だった彼は、学校の生協で数学の本を立ち読みしていて、その本というか
著者に傾倒し、数学が面白くて仕方なくなって、その関係の本を買い集めて勉強を
始めたそうだ。

そして、2年の終わり頃から、その学部のあるW大学に編入して勉強したいと思い
親に打ち明けたと同時に受験勉強を始めていた。

それを聞いて、彼の親、そして、知人も、世間では日本の最上級に類すると言われている
今の大学を中退して、私立のW大学に・・というのは、いかにももったいないから
諦めるように・・と説得したが、彼の決意は変わらなかった。

それなら、せめて今3年生なのだから、後1年今の大学に通って、卒業をしてからでもいいのでは
ないか・・
世間に出てから、今の大学の卒業と中退の履歴の違いが、彼の未来にどんな影響があるか
判らないと心配して話をしたけれど、世俗的な大人の考え方よりも、彼は自分のしたい勉強を
優先したいと聞き入れることはなく、彼のブログには、その勉強に関してのことばかり、それが
楽しくて仕方ないように書かれてあった。

そのうちにはAくんの親も諦め・・編入試験を受けても受かるとは限らないからと
落ちることに希望を持ったり、
かと言って、懸命に勉強している彼の願いを叶えさせてやりたいという、複雑な気持ちになっていた。

偉いと思ったのは彼の父親・・そのうちには積極的に彼を応援して話をするようになり、
受験の前には、アドバイスもしていたとのこと。
母親も、春休みになり受験勉強に集中するために帰省したAくんに美味しいものを食べさせ
受験勉強の環境を整え、結果応援していると同じことだった。

そして、6日の合格発表・・その科ではただ一人の編入合格者だったとか。

翌週の9日、この日が誕生日のAくんの母親に「おめでとう」メールを出したら、彼女は上京して、
親の承諾書や学費を納め、「私の誕生日に大学の退学届けも出してきた・・」と
返事が返ってきた。

その彼が帰省して日曜に会う機会があった。
はにかみながらも晴れ晴れとした顔をして嬉しそうだった。

「どうして、今の大学のその科じゃなかったのか」と聞くと、
今の大学の場合は今の科から同じ学年への編入が出来なくて、1年から始める必要があったとのこと。

「今の大学に未練はなかったの?」と聴くと、
「全然・・これから新しく勉強できることの方が嬉しい」と、ニコニコして言う。

今でも残念がって、彼の気持ちが理解できない大人は、
「傍から見れば、今の大学の勉強についていけなくて、W大学に入りなおしたんだ・・と言われるぞ」と
言われても、「それは覚悟してます」とAくん。
それに重ねて
「学費を考えても、どうしてわざわざ高い所に入りなおす、そんな我侭は・・」と言われると、黙って俯いていた。

でも、居合わした主人曰く、
「おめでとう!!これでしたい勉強もできるし、何よりも今の大学にも人の輪ができて、
W大でも友達ができ、人の繋がりが倍になることは、君の財産になるからよかったよ!!」と励ましていた。

私も「それを許してくれた親に感謝して、頑張ってね」・・と親の言えないことを言ったつもりが、
隣でその当の親は「そうそう、親が偉いよねぇ〜・・」と言うので、
「親が言ったら台無しでしょ」と皆で笑ったが、1年の浪人の後、3年まで過ごさせた後の2年間の
私学の学費は下宿費も合わせると、相当に大変だと想像できる。

でも、いつの世も親は子供のために出来るだけのことをしてあげたいと思うのは同じ。
子供を信じて、新しい道を進ませる親も偉い
それが良かったのか悪かったのかは、これからのAくん次第。


それにしても、自分の未来の履歴書を考えるより、打算無く、したい勉強が見つかった!!と
考えられる若さ・・歯がゆいような気もするが、きっと素晴らしいことなのでしょう。



ん?そういえば、10年ほど前、「したいことが見つかった!!」と、親の反対を押し切って
大学を中退して専門学校に入学しなおした若者も居たっけ・・
今は2児の親になり、それなりの生活をしているから良しとして・・
随分、学校のレベルは違うが、「したいことが見つかった」だけ幸せなのでしょう。

若い今だからこそできる方向転換・・
この先、Aくんがどんな人生を歩いて行くのか楽しみになってくるが、今までの経験も
踏まえて、大きくなって欲しいなぁ・・と思う



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