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zoom RSS 思いがけない出会いから季節は変わり・・

<<   作成日時 : 2010/04/12 21:46   >>

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前にも書いたことがあるが、歩いても汗をかかなくなる秋の終わり頃から、春の終わりまで、できるだけ歩いて通勤することにしている。

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その時に歩くのは車の通らない堤防だが、そうすると20分で家に着いてしまう為、帰りは遠回りをして図書館に寄ってみたり、ホントは北に帰るのに、西や東・・あるいは全然反対方向の南に向いて歩いてみたりしていろんな道を歩いてみる。

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当然、車で通るのとは違った風景が楽しめて、こんな所に立派な家がある・・とか、昔の街道傍らに昔風の家があったりすると、その昔はどんな人が往来していたのだろう・・なんて想像しながら歩くのも楽しかったり、この道はこんな所に通じていたのか・・と見つけたりすると嬉しくなったりもする。

その中でも、反対の南に向いて歩くときは、ちょっとした目的があって・・金曜日も行ってきたところがある。


去年の秋のことだが、外孫のGくんの運動会に行ってきた。

まだ、年少さんだったので、個人個人の個性が目立って、可愛いばかりの運動会だったが、その保護者の中に、ん?と思いがけない若い男性を見つけた。

そして、違うかも・・としばらく迷ったが、思い切って声をかけた。

「Kくんじゃない?」
「はい、そうです」

もう、4年ほど前の秋、私の親友Gが、子宮ガンで亡くなった。
その息子のKくんだった。

彼女とは、私達が小学校の頃からの付き合い。

中学時代は受験勉強を一緒にしたこともあったし、一足先に社会に出て銀行員になった彼女とも付き合いは続いていて、ある時などは、電車通勤していた彼女が朝寝坊をして乗り遅れた!と電話があり、車通勤していた私が迎えに行って乗り継ぎの駅まで送ったようなことも度々あった。

お互いの結婚式にも出席し、その上、結婚後の住まいが同じ市内だったこともあって、子供が産まれた後も、そして、彼女が花屋さんを始める時も、一緒にやらない?と誘われたりする親友だった。


その彼女の息子のK君が小学生の頃は登校拒否、そして、中学生の頃には悪い友達が増えて、度々学校から呼び出しがあったりするような、私であったら打ちひしがれてしまいだろう境遇にあっても、彼女は息子のK君を信じて、花屋に押し花やアレンジフラワーの教室を開きながらも、息子のために懸命に走り回っていた。

その甲斐があったのか、時間が解決したというのか、K君は高校は中退してしまったが、お父さんの知り合いの職人さんの所に就職、手に職をつけて、その後はお父さんと一緒に仕事を始めたと聞いて、やっと彼女に平穏な日々を送るようになれた・・と私もホッとしていた。

同じ市内に住んでいても、お店の横は通っても顔は見なかったり、顔を見えても寄らなかったりで、時には1年ほども音信不通だったりすることも度々だったが、店を見れば彼女が頑張っている、何時でもそこに居ると安心できる存在だった。

とある時彼女から電話・・K君ができちゃった結婚をすることになり、先に子供を結婚させた経験のある私に冠婚葬祭のしきたりを教えて欲しい・・と。

喫茶店で話をしていて、実は自分の体調が良くない・・という話もその時に聞いた。

今から思うと、その時はガンだとは判っていたのだろうし、私もひょっとしたら・・と、彼女の口から病名が出ないが為にそう思ったが、私から聞くことは出来ず、K君の結婚がおめでたい事として、いろいろな経験上の話をした。

その後、結婚式も終わり、産まれてくる赤ちゃんが女の子だとか、同居を始めたとか聞いたが、実際彼女がお嫁さんと同居していたのは長い時間では無かった。

その後、私も彼女からガンだと打ち明けられ、医師や治療への不信なども聞き、いろいろな治療法をネットで調べたりして、プリントして届けたこともあったが、やせ細っていく彼女を見ているのは辛かった・・が彼女はそれでも気丈で明るかった。

それでも、最後まで治ると信じていた彼女が、4年前の秋の日・・亡くなった。

そして、この運動会の日、彼女によく似たK君を見かけて思わず声をかけたが、その時、相談を受けた彼女の初孫である赤ちゃんが、私の初孫のG君と同じ年齢だったことに気づいて、同じ保育園に通っていた偶然に驚いたし、K君の健全そうなお父さんぶりを見て、彼女が元気だったらとどんなに喜んでいただろう・・と思っていた。

その後、K君は、明るくてしっかりとした印象の奥さんも紹介してくれ、もう一人の赤ちゃんを抱いている様子から、子煩悩の立派な男性になっているのが感じられて、彼女が彼を信じて育ててきたことと繋がって、とっても嬉しかった。

この時に、以前から気になっていたことをK君に聞いた。

亡くなってから、彼女の自宅の前を通る度に、彼女に会いたい・・お参りしたいと思っていたが、彼女の居ない家庭にお邪魔するのは気が引けてその機会を逸していた。

せめて、お墓を知っていたら、家族の手を煩わせず、彼女に会いに行けるのに・・と思っていた。

それで、お墓の場所を尋ねると、K君と奥さんが唐突な申し出に関わらず丁寧に教えてくれた。

そして、その運動会の帰り、花を買って早速その場所を訪ねた。

墓地の中にお地蔵さんがあって、その前に水汲み場があって、そこを左に曲がった所。

建立したご主人の名前が書いてあって、傍らの墓碑に彼女の名前も彫ってあると聞いてきたが、いざ訪ねてみると、思っていた以上に広い霊園に同じ苗字のお墓がたくさんあり、彼女の名前が見つからない。

その後三度ほど行って、探しても見つからず、その度に途中で思わず、彼女に「ここに居るよ〜って言ってよ〜」・・と話かけてみるが、残念ながら・・まだ見つけることが出来ないでいる。

先日は、4度目・・桜に誘われてもう一度!と思って行ったが見つからず、とうとう自宅に電話をして聞こうと思ったが、残念ながら留守で、またもや会えずじまいだった。


今年も、もう歩く季節の終わりが近づいてきたので、その前に聞いてこなくちゃ!と思っている。

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(土曜日、夫の生家に行く途中に咲いていた桜)

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2011/09/18 00:23

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
なんとも辛いことでしたね。
私も先だってやはり同級生に死に直面しました。乳がんの温存療法がよくなかったとも聞きました。本当に痛ましいですね。
お二人のお孫さん、彼女が生きていたらどんなに喜んだことでしょうね。
散歩時に必ずやお墓見つけてくださいよ。私からもお願いします。
らんじゅ
2010/04/13 20:22
お墓というのは全部同じような造りになっていて、どこの角をと言われてもなかなかわからなかったりしますね。ヒゲおやじも似たような経験をしました。
何度も何度もグルグル探し回ったのですけど、結局わからずに帰宅したことがあります。その時は相手が会うのを嫌がっているのかなあ、なんて思いましたけどね(笑)。そのうち見付けられますよ、大丈夫です。
でも、素晴らしい奇遇でしたね。きっと神様が会わせてくれたのでしょう。
ヒゲおやじ
2010/04/13 23:13
らんじゅさん、おはようございます!
はい、らんじゅさんの記事を読んで思い出していました。
私はもう一人親友を肺がんで10年ほど前に亡くしてショックを受けましたが、又彼女もと思うと・・
そうした年代になったのですね・・私達は。
彼女は子宮を全摘するように言われたのですが、医師に不信感を持っていて、彼女から温存療法をしている病院をネットで探して欲しいと頼まれたことがありました。後から考えるともっと何か力になれたんではないかと思うのですが、治療にはお金もかかり彼女の経済的なことや、それに付き添うことになる自営業のご主人のことも考えると、口出しは出来ませんでした。
はい、一緒に孫の運動会見に行けたのに・・って思ったり・・
ご主人にしっかり聞いてくることにします。
そうすれば、いつでも会いに行けますから。(^^)v
つれづれ
2010/04/14 08:59
ヒゲおやじさん、おはようございます!
今日も寒い日になり、先日植えてきたイナックエンドウが心配です。
そうなんです・・簡単に判るだろう・・二度目は今度は判るだろう・・
三度目は、今度こそ見つけてみる!と飽きずに行きましたが、ほんとにグルグルと廻ってみるのですが判らないのです。
地の人に嫁いでますので、同じ苗字が多いからでもあると思うのですが・・
え〜嫌がられてるなんて、考えたくない(笑い)
はい、不思議な縁です・・が、彼女との縁がもっと続いて欲しかったです。
つれづれ
2010/04/14 09:04
つれづれさん、おはようございます♪
私も似たような事ありました。学生時代に大腸ガンで亡くなった同級生のお墓まいりを学生の時は何回も行っていました。就職して日々忙しくなって数年たって行くとあるはずの所にないんです・・。あれ?と思いまた入り口に戻ってみるのですが見当たらなくて。ぐるぐる回ったのですが、用意したお花はよそ様にあげてきました。   「もう来なくていいよ」て事かなと思う事にしました。
でも、つれづれさんのお友達は、会いに来てくれるのを「ゆっくり」と待っていてくれると思います。つれづれさんが忙しい思いをしないようにと望んでいると思います。
いつこ
2010/04/14 09:24
いつこさん、こんばんは。
学生時代にとは、あまりにも早すぎますね。
なるほど・・そんなメッセージかもしれないですね。きっとそうですね。
でも、私も毎回、「ここに居るよ〜」って彼女なら言ってくれると思って話しかけているのに返事がないのは・・淋しいかぎりです。
なるほど・・ゆっくり・・そうでした!彼女は遅刻の常習犯でしたから、のんびりと待っているのでしょう。(笑い)
彼女はもう逃げていきませんから、又訪れてみたいと思います。
つれづれ
2010/04/14 20:17
ご無沙汰しました。やっと通常モードになりました。 桜がきれいですね〜。こちらはもう終わりになってきました。 辛い出来事があったのですね。なんだか読んでいて胸が痛くなりました。それにしても偶然なことって重なるんですね〜!偶然ではなくて必然なんですってね。
mint
2010/04/15 21:42
mintさん、こんばんは。
こちらこそ、ご無沙汰をしてます。お忙しいのにありがとうございます。
辛いというか、今でも半分信じてないような部分もあります。
お店は閉じてしまわれましたが、近くに行くだけで、彼女が居るような気がするのです。
両方の孫が同じ保育園に通うというのは、彼女と私が自分たちの故郷でない同じ市で結婚してから住むことと同じ位の偶然というか・・なんだか、彼女とはそうして引き合っている縁があるように思えてきます。
今もゆっくりと待っていてくれるんですね。きっと。
つれづれ
2010/04/16 23:21
おはようございます。
職場まで歩いていける、こんな道をそれは良いですね。
そんな遠くなければ、季節を問わず歩かれれば良いのにっと、余計なおせっかいを思ってしまいます。
どんな道も、季節季節に、それなりに、変化があっておもしろくありません?
さらに!、伊吹山が拝めるなら、もう厳冬期でも伊吹下ろしを感じながら歩きたい。(笑)
お話は、人生の機微を感じることができ、心がほんわかしました。
ご友人のお墓は見つかるといいですね。
本読みと山歩き
2010/04/17 15:51
本読みと山歩きさん、こんばんは。
アイスランドの噴火はベルギーも影響があるのでしょうが、早く治まるといいですね。
はい、一年中歩ければ健康の為にも体力維持の為にも一番いいのです。
でも、5月から11月くらいまでは、20分といえども歩くと汗が出て、お化○が崩れて会社に出た頃には仕事にならなくて・・女性は難しいのです(笑い)
それに日焼けも気になって、日傘を差して歩いたりするのですが、冬に日傘を差して歩くのも結構勇気が要ります(笑い)
人というのは死んでしまったらお仕舞いのような気がしますが、こうして人の中に生きているんだ・・と思うようになりました。
それも、年齢を重ねてきたから思えることかもしれませんね。
つれづれ
2010/04/17 20:18

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